オフィスウェア製造卸のセロリー(岡山市)は、16春夏向けの新商品でニット製品を充実させている。
今月4日に東京、9日に大阪で開いた展示会で、機能性の高さや、デザイン、カラーなどから、来場者の
高い関心を集めるとともに、ファッションショーで実際に着用したモデルからもストレスフリーの着用
感に驚きの声が聞かれた。
 同社は3年前からニット製品を展開、販売量がシリーズ累計30万点で突破するヒット商品となっている。
オフィスウェアでは、秋冬用が多いイメージがあるニット素材を今回は多くの春夏物の新商品で採用した。
 通気性にこだわり、通常生地の通気度50立方㌢/平方㌢・秒に対し、透け防止機能がありながら175~
184立方㌢/平方㌢・秒の高通気性のある生地を使うことで、涼しさを体感できるほか、軽くて動きやす
いのも特徴。吸汗・速乾や、夜洗って朝に乾くイージーケア性といった機能性を高めたラインアップを充
実させた。オーバーブラウスでは、オフィスウェアでは珍しい、デニム調のニット素材を使ったものを投
入した。生地そのものは柔らかいが、独自パターンによって、整然と見えるスタイルで、家庭洗濯に対応
しながらも型崩れしにくく、きれいなシルエットを保つ。ファッションショーで同ウェアを着用したモデ
ルは「肌触りが良く、軽くて気持ちがいい」と絶賛した。
 同社は今月16日に福岡市のグラナダスイートでも展示会を開く。


2016年2月15日(金) 繊維ニュース3面
















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