オフィスウエア製造卸のセロリー(岡山市)は、18秋冬向けに「パトリックコックス」ブランドからニットスーツ「ブランディニット」などを打ち出す。ニット素材と抗菌・消臭・防汚効果がある空気触媒加工「TioTio(ティオティオ)」を中心に例年より豊富な商品ラインアップをそろえる。
18秋冬では九つのオリジナル素材を開発。中でもブランディニットは、尾州産地で開発したオリジナルのウール混4色ジャガードニットを採用した。動きやすく、ハリ・コシのある風合いやつややかな光沢で上質感を持つとともに、チャコール系の深みのあるブラックにストライプが洗練された印象。美しく見えるカッティングや高い機能性で、今月開催した東京や大阪での展示会でも高い関心を集めたと言う。
ネービーとボルドーの色使いのウエアも投入。ベストやスカートなどのリセエンヌのチェック柄が、無地のスモーキーフランネルのジャケットに映え、上品で優雅な印象を強める。
ブラウスは3層構造の特殊な「カラット」構造のポリエステル生地を採用。べた付かず、さらっとした肌触りに加え、シワになりにくく、イージーケア性が高い。
「セロリー」ブランドからは、フェアリーニットとマカロンチェックの組み合わせがシンプルながらも印象に残るセットアップやワンピースを開発。フェアリーニットはポリエステル100%でありながらもウール調で、杢(もく)調グレーのカラーが端正な印象。マカロンニットはティオティオ加工で機能性も高く、杢グレーとトレンドカラーを組み合わせ、華やかなチェック柄に仕上げた。
無地のセットアップに合わせやすいシュガーチェックやジュエルチェックのベストの新商品も充実。選びやすい価格帯のレインストライプのセットアップなども投入し、幅広いラインアップで市場拡大につなげる。


2018年7月24日(火) 繊維ニュース 4面


















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