オフィスウエア製造卸のセロリー(岡山市)は19秋冬、1枚で着映えがする、ボウタイ付きのブラウスを投入する。ジャケットやベストと組み合わせて提案する。好評な抗菌防臭加工「ティオティオ」の商品も増やした。
 首回りのポイントになるスカーフは、結ぶのに時間がかかる。このため19秋冬は、ボタンを留めて、ボウタイを差し込むだけで簡単に華やかさが出せるブラウスを打ち出す。担当者は「透けにくく、とろみ感があるので体のラインを拾わないのもポイント」と説明する。カラーはピンク、ベージュ、ホワイトの3色展開。

 自社ブランドのジャケットやボトムスは、売れ筋が集中するミドルプライスゾーンの商品を増やした。ラメ糸を使ったジャケットや、秋冬になじむ、大柄のチェック柄を採用した。セキュリティーの強化などから社章を付ける企業が増えているため、ジャケットにフラワーホールを付けた。
 ライセンスブランド「パトリックコックス」は、愛知県の尾州のウール混の生地を採用したウエアや、山形県の米沢織りの技術を生かした、ジャガードのベストやスカートを発表した。裏地をバイカラーにして、パトリックコックスらしさも出した。新商品は7月上旬、東京都内で開いた展示会で披露した。
 

 2019年7月11日(木) 繊維ニュース 5面

















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