オフィスウエア製造卸のセロリー(岡山市)は、19秋冬に打ち出した上質感のあるシャドーチェック柄の生地を使ったウエアが早くも数物件で決まり、順調な広がりを見せる。 シャドーチェックは写真で見せても実際の生地の質感が分かりにくいため、カタログに生地サンプルを掲載。「販売代理店が客先で商品の説明がしやすいことが採用の決定率を高めているのでは」と分析する。

 シャドーチェックの生地はポリエステルが中心の複合繊維を使用。深みのある繊細な表情を持った経糸に、ナチュラルな膨らみがあり、動きやすさと仕立て映えのある緯糸を組み合わせ、イージーケア性を持たせた。オフィスシーンで働く女性を美しく魅せるデザイン性、シルエットを意識した。
 ウエアはジャケット、ベスト、タイトスカート、Aラインスカート、ワイドパンツ、パンツを展開。カラーは知性や誠実感を印象付けるブラックと、都会的で洗練された印象のネービーをそろえた。
 同社としては久しぶりに生地サンプルをカタログで掲載。写真では分かりづらい奇麗なシャドーチェック柄を直接見て確認できることで、ウエアの上質感や良さをよりアピールできる。  


 2019年7月29日(月) 繊維ニュース 4面

















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