オフィスウエア製造卸のセロリー(岡山市)は20春夏向けに、同社が昨年立ち上げたユニフォームの回収リサイクルシステム「M.A.P.(マップ)」を活用して生産した再生ポリエステルを採用したウエアを打ち出し、SDGs(持続可能な開発目標)に向けた取り組みを強める。

 マップは、一般社団法人日本循環型社会形成推進協会を通じ、販売代理店が供給するユニフォームをユーザーから回収、再生ポリエステルや化学燃料などへのリサイクルを進めるシステム。20春夏向けに打ち出す「エコロジカルニット」シリーズは、マップで生産した再生ポリエステルを採用した。
 同シリーズは、シャツではなくても“きちんと見える”カットソースタイルが特徴。UVカットや透け防止機能などを備えるほか、胸元には「スワロフスキー」クリスタルを付与するなど、着やすさと女性らしさを両立させた商品に仕上げた。スタイリングに合わせてデザインが選べるように、シンプルVネック、ふんわりタック、アシンメトリーヘム、リボンタイの4タイプをそろえた。
 同じく再生ポリエステルを採用した「エコロジカルストライプ」シリーズも投入。品良くクールなシャドーストライプ柄が目を引くウエアで、見た目の華やかさと環境への配慮を両立させたシリーズとなる。
 他にも「パトリックコックス」ブランドから、軽くてドライな着心地を実現した「クールツイードニット」シリーズや、抗菌・消臭・防汚・防ウイルス効果を持つ「ティオティオプレミアム」加工を施したニットシリーズなど、新作を多数打ち出し、幅広い職種への提案を強化する。

 

 2020年1月27日(月) 繊維ニュース 4面

















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