オフィスウエア製造卸のセロリー(岡山市)は、ユニフォームレンタルのウェブ管理システムの販売が堅調だ。月間契約で必要数のユニフォームを貸し出し、在庫管理などもアウトソーシングとして請け負うことで評価されている。
 介護業界での主なターゲットは、全国規模で施設を展開する大手事業者。給与面や業務面の関係で頻繁に人員が入れ替わる業界であり、かつ50~100室の施設を持つ大手にとってウエアの購入は手配や在庫管理、経費計算に大きな手間がかかる。
 レンタルであれば、必要な数量の手配で事足りる上、経費計算もしやすい。同社はウェブ上で受注し、納品管理のほか、各事業所への支給、返却・交換、メンテナンス、廃棄に対応。業務効率化に貢献している。
 2019年11月期、サービスウエア部門の売上高は前期比27%増の9億5千万円となったが、このうちレンタルは半分の5億円。販売代理店を通じ、ユーザーと直接システムを連動させるなど利便性を高めたことで大口顧客が増加している。


 2020年3月12日(木)繊維ニュース 5面

















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