倉敷ファッションセンター(岡山県倉敷市)は29日、「繊維マイスター」の認定式を開いた。岡山県内の繊維産業に従事する高度技能者を「繊維マイスター」として認定するもので、昨年に創設。今回の第1回の表彰式では、21人を認定した。
 繊維マイスターは、モノ作りの高い技能と後進の育成能力をもつマイスター(技能伝承者)と、前者のみを持つプレマイスター(技能継承者)の二つの階級を設定。制度の運用によって産地の技能を受け継ぎ、未来を切り開く人材の確保、育成によって魅力のある業界へ変えるのが狙いとなる。今回、マイスターとプレマイスター合わせて21人が認定された。
 冒頭で、繊維マイスター制度運用委員会の河合秀文会長(明石スクールユニフォームカンパニー社長)が「モノ作りに携わってきた経験と、技能を磨いてきた努力が実を結んだことに心からお祝いを申し上げる」とあいさつ。岡山の繊維産地の歴史に触れ、「技能の伝承者として、後進の育成に力を注いでいってほしい」と話した。
 表彰式では、認定者に認定証と認定バッジが授与された。マイスターに選ばれた、オフィスウエア製造卸のセロリー(岡山市)でパターンメーキングに携わる仁科由美子さんは「自分が持っている技術などを同僚に伝え、会社の成長につなげていきたい」と抱負を語った。


2020年10月30日(金) 繊維ニュース 2面



セロリーでは商品開発に携わる、仁科と狩山が繊維マイスターとして認定されました。
これからもセロリーは技術の向上に努め、皆さまにユニフォームをお届けしてまいります。

『繊維マイスター』



















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