オフィスウエア製造卸のセロリー(岡山市)は介護ウエアで、多機能型触媒で抗ウイルスなどの機能を持つ「ティオティオプレミアム」加工の商品を拡販する。
 同社はティオティオの商品を長年にわたり訴求してきたが、新型コロナウイルス禍による清潔・衛生のニーズを受けて、昨年から前面に打ち出しを強めている。
 ポロシャツでは、かがんだ時にインナーが見えないようにしたロングポロシャツなど女性のニーズを取り入れて訴求。縦型のスラッシュポケットを採用するなど収納性にも考慮する。
 商品企画やバリエーションの充実で堅調に引き合いを得ており、サービス向け「WSP」の販売は「計画を大きく上回るペース」(中島武彦取締役営業部長)と言う。  新型コロナ感染防止に向けた政府の助成金を受け、施設が介護ウエアの予算を増やしたこともあって堅調に注文が入り、大口の案件も獲得。上半期(2020年12月~21年5月)の介護の売上高は増収基調にある。
 ビルメンテナンスと併せて介護でも商品化を進める電動ファン(EF)付きウエアは、新型コロナ禍で海外のサンプル生産に影響が出ている。それでも問い合わせが増えており、3月17日~19日開催の介護の総合展示会「ケアテックス」東京展などでアピールを強める。

 2021年3月12日(金) 繊維ニュース 3面


















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