オフィスウエア製造卸のセロリー(岡山市)はこのほど大阪で事前アポイント制の個展を開き、人工知能(AI)採寸や抗ウイルス・抗菌・消臭機能を持つオフィスウエアなど21秋冬新作商品を披露した。
 AI採寸は、ボディグラムジャパン(東京都渋谷区)、トランスコスモス、セロリーの3社が共同開発したもので、昨年末の導入以来、業界で話題を呼んでいる。自動化による運用コストの大幅削減、新型コロナウイルス禍での非接触化の実現、採寸から納品までの業務フロー効率化、サイズ交換用の在庫削減による環境への配慮――が主なメリット。「仕組みや使い方は対面での説明が最も効果的」として個展で披露し、順次販売代理店に説明した。
 商品面で力を入れるのが、抗ウイルス、抗菌、消臭機能などを持つハイブリッド触媒「ティオティオプレミアム」加工を施した生地で作った各種ウエア。以前から同加工生地使いのウエアを展開していたが、新型コロナ禍で引き合いが活発化し、現時点で例年の50%増の売れ行きという。同シーズン向けの新作ウエアには全て同加工生地を使用した。個展では消臭実験を行い高い消臭効果を訴求した。

 2021年8月2日(月) 繊維ニュース 3面


















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