女性用事務服の製造・販売などを行う「セロリー」(本社・岡山県岡山市)の県内の子会社3社が27日、工場が立地する伊万里、唐津、嬉野の3市に自社製の布マスクを千枚ずつ寄付した。
 各工場の社員から「地域のために何かしたい」との声が上がった。企業向けのブラウスやスカートなどを製造している同社にはさまざまな素材があり、抗菌や消臭の効果がある加工を施した生地を使用。吸水や速乾の効果もあり、夏場でも快適に着用できるという。マスクは非売品で、寄付のために特別に製造した。
 伊万里市役所では「伊万里セロリー」(同市東山代町)の武田栄作工場長(60)らが深浦弘信市長に手渡した。武田工場長は「マスクが出回るようになっても価格は安くはなく、洗えるものを望んでいる人も多いと思う。市民のために役立ててほしい」と話した。
 唐津市には「唐津セロリー」(同市相知町)から寄付があり、武川幸久工場長(50)は「第2波がいつ来るか分からない。福祉施設や医療現場、学校などで活用してもらえれば」と語った。嬉野市にも「佐賀セロリー」(同市塩田町)から寄贈された。

 2020年5月30日(土)佐賀新聞 18面



セロリー 佐賀県3市にマスク寄贈

 オフィスウエア製造卸のセロリー(岡山市)は5月27日、佐賀県の嬉野市、唐津市、伊万里市の各市役所にマスク1千枚、合計3千枚を寄贈した。
 同社は3市に自社工場がある。各工場の現場の従業員から「自分たちにできることで地域貢献したい」との声が上がり、ブラウスの生地を使ってマスクを生産することを決めた。各1千枚のうち、500枚は自社工場で、500枚は中国で生産した。
 マスクには、抗菌・消臭・防汚・防ウイルス効果を持つ「ティオティオプレミアム」加工を施した。吸水速乾素材を使い、暑い季節でも快適な着用感を実現している。

 2020年6月2日(火) 繊維ニュース 3面




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