オフィスウエア製造卸のセロリー(岡山市)は17秋冬、例年よりも新商品を増やし、“充実のラインアップ”で臨む。ボーダーやチェック、ツイードなど多彩な柄のウエアがそろうほか、ニット素材のウエアも多数打ち出す。
 17秋冬は、2020年の東京五輪に向け、首都圏を中心にユニフォームの需要が活発化する中、この5~6年の中で最も多い新商品を投入する。主力のオフィスウエアでは、色合いのあるネップのきらめきが上質感を感じさせるトゥインクルボーダーや、ブリティッシュで柔らかな印象のステラチェック・ルーナチェック、大人っぽい印象のシャドーチェックなど、個性的でありながらもトレンドに沿ったデザインのウエアが充実。ツイードも、黒で引締まった都会派デザインを演出するドレスツイードや、ブラウンゴールドを利かせたシックカラーで上質な風合いのフレグランスツイードなど選択肢の幅を広げた。
 「パトリックコックス」ブランドでは、オールシーズン対応可能なニットスーツを開発。ネービーストライプで引き締まった印象ながらも、後ろウエストのゴムやニット素材によって着心地の良さを追求した。
 ほかにも1枚で着用してもきちんとした印象となるニットベストや、抗菌・消臭・防汚に機能に抗ウイルスが加わった「TioTio(ティオティオ)プレミアム」加工で機能性を高めたウエアも豊富にそろえる。
 三十数年ぶりにメンズラインも打ち出し、男女ペアユニフォームの提案を強める。優れた伸縮回復性を持つニット素材「ワンダーシェイプ」を採用したジャケットスタイルで、動きやすくストレスフリーな着心地を実現した。ジャケットは、国内生産であることから品質面で安心して着用してもらえることも強みに市場開拓を進める。
 
 2017年8月7日(月) 繊維ニュース 4面
 
 

















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